イラストレーターQ&A
イラストレーターになりたいけど、何をどうすればいいの?どうやって職業につくの?
そんな質問があまりにも多いので、私の知っている範囲でお答えします。
イラストレーターになるにはどうすればよいのですか?
イラストレーターは名乗れば誰でもなれます。(笑)
問題は仕事と呼べるような注文がとれるかどうか、だと思います。
例えば・・・私は小学校2年の時に新聞係の同級生に学級新聞のイラストを依頼されたのですが、これってある意味では初仕事といえるかもしれません。でも報酬という点ではどうかな。校外に出すような印刷物に描くイラストで、学校から図書券もらえたりしたら、より仕事っぽかったかもしれませんが、たしかお菓子をもらっただけだったような。(笑)
それから短大卒業後、あるメーカーに就職して受付嬢をしていた頃、企画部の人が来て「今度こういうマシンを製造するんだけど、デザイナーに出すための下絵が欲しい。描いてくれないか」と頼まれたこともありますねえ。しかしこのときもお夕食をご馳走になっただけだったような。(笑)
じゃあ、美大を卒業してからはどうか、というとそれもどうってことありません。デザイン科ならとにかく、油絵科ですし。卒業したからといってすぐに注文が舞い込むものでもありませんでした。他のフリーの人の話を聞いてもやはり最初から職業として成り立っていたわけではなくてだんだんに「仕事っぽい依頼」が舞い込むようになり、職業として成り立つようになってきて・・、というのが真相です。
下手ですが、絵を描くことが大好きです。イラストレーターになれるでしょうか?
きっと大丈夫ですよー。好き、ということは一生懸命そればかりする、ということですから誰でも自然にうまくなります。もともと絵の好きな子は小さい時から沢山の量を描いていますし、技術も年月に従ってどんどん向上するはずです。
人間の能力なんてたかが決まっているのです。けっきょくはそれにかける年月や努力の賜物。人より努力している人がどうしたって秀でてくるのだ〜。がんばりましょう。
問題はこれも仕事と呼べるような注文がとれるかどうか。それには営業力という別の才能が要るので、自信のない人はそういう営業力のある人と組む(イラストレーターコーディネーターというそれ専門の人に依頼する方法もあります)もしくは絵を描く仕事がもらえるような会社に勤める、など色々なやり方があります。
会社をやめてフリーのイラストレーターになりたいのですが。
フリーの仕事で食べていくのはとっても大変です。「カメラマンとイラストレーターは掃いて捨てるほどいる」と言われる世界ですから、その中で仕事を獲得していくにはかなりの努力が要ります。せっかくクライアントと懇意になって仕事をつかんでも今までの担当者が異動してしまうとはずされてしまうこともあるし、約束の原稿料をもらえなくて泣き寝入りなんてこともあるし。
でも、もちろん自由業ならではの良さもあります。平日の昼間からのんびりワインで食事取材なんてこともあるし、思い立った瞬間に仲間と取材旅行に出たりなんてことも工夫しだいで可能です。通勤地獄がなくなっただけでもフリーになった価値がある、と豪語する同業者も多いしね。(笑)
私の場合たまたま夫がリストラにあった時に無我夢中で開業してしまいましたが、本当は就職率の良い専門学校を出て、デザイン会社なりに勤めて実績を積んでからフリーで独立するほうが楽だと思います。まず実績を積む。これはどんなに自分の創作の世界を極めたい人でも、イラストレーターという職業で立つためにはかなり重要なポイントになると思います。
地方に住んでいます。都内在住でなくてもイラストレーターになれますか?
なれると思います。でもフリーのイラストレーターの場合、地方在住というのがかなりのハンデになることは確かです。と、いうのも、いくらデータ送信などの通信手段が発達したとはいえ、細かいことは実際に会って打ち合わることが出来る人でないと仕事をとれないケースがとても多いからです。
私の友人は、神奈川在住でしたが、ある出版社の仕事がとりたいがために、その出版社のすぐ裏に引越してしまいました。極端な話ではありますが、似たケースは多いです。東京23区在住で呼べばすぐに飛んできてくれるイラストレーターでないと、という会社も実在しますし、イラストレーターは絵のよしあしより携帯にかけてつかまる順に仕事を出すという担当者もいます。
でもだからといってクライアントの近くに住居を構えて仕事をとるには、都会は生活費が高すぎます。ほどほどに便利なところに住んで呼ばれたらすぐに飛んでいくような信頼関係を築くのが現実的かもしれません。
とても食えないと聞きました、収入はどのくらいですか?
年収はピンキリですが、私が知っている人は年収200万くらいが多いかな。携帯を鳴らしっぱなしで仕事を取っても年収400万までなかなかいかないと言われています。
当然、副業を持っていたり、バイトに明け暮れていたりするケースは多いです。