アプライするにあたりreferencesのことも心配しておりまして、通常どのような方にお願いするのが良いのかお伺いできればと思います。
Referencesとはイギリスの大学院へ出願する際の推薦状を指していると思いますが(北米の大学院ではRecommendation Letters)、どういった推薦者に推薦状の作成をお願いするか、ということは皆さんが出願する学校、及びコースに依存します。
通常こういった方に頼むのかよい、という正解はなく、皆さんが出願するコースの審査官が求めている推薦者に頼む必要がある、ということです。
たとえばMBAコースであれば通常キャリアを証明してくれる方に頼むのが得策ですので、会社の上司となりますし、自然科学系のようなリサーチ中心の学位であれば担当教授に頼むのがよいでしょう。いずれにしても出願する際にアピールする皆さんのバックグランドを証明してくれる方に頼む、という観点から推薦者は選んでください。
現在社会人なので、留学するとなると会社を辞めて留学することになるのですが、いろんな状況からしてどうしても会社の上司を含め、会社の人間には依頼できないので、どなたに推薦書を頼もうか悩んでおります。2点とも大学の教授に依頼するということは問題ありませんか?
通常海外大学院出願のために用意する推薦状は教授2名で問題ありません。
逆に上司2名からの推薦状ですと教授などアカデミックなフィールドからの推薦状の再提出を求められる可能性がありますので注意が必要です。
ただMBA(経営学修士号)などビジネススクールで開講されているコースに関しましては職場の上司からの推薦状が必ず1通含まれている、または上司から2通以上要求されるケースもあります。また通常北米は3通要求されますので、その場合は2通教授、1通上司、または2通上司、1通教授のように出願する専攻によってバランスよく推薦状を用意することが重要です。
大学の教授とは、ゼミや卒論がなかったもともあって、あまり親しくしていませんでした。推薦状をどのようにもらえばいいでしょうか?
イギリスやアメリカの大学院に出願する際は推薦状は必ず必要になる書類です。しかも推薦状は大学の成績、各種スコア、そしてこの推薦状が最も出願書類で重要視される書類と言われます。そのため出願の際は必ずお世話になったゼミの担当教官や卒業論文の担当教官には推薦状を作成いただく様お願いすることをお勧めいたします。
といっても確かにあまり教授と交流がない方も多いと思います。そんな場合はもちろん教授の方も貴方のことを覚えていないことも十分考えられますので、ただ推薦状をお願いしても断れてしまうことも容易に想像がつきます。そんなときは推薦状をお願いする際に必ず推薦状の下書きを持参することをお勧めいたします。教授も下書きがあり、内容的に問題ないようであればサインのみすればいい状態となっていれば承諾してくれる可能性も高いでしょう。
推薦人によって合否に差が出ることはあるのでしょうか。
もちろん推薦状は海外大学院出願書類の最も大きなウェイトを占める書類の一つですので、推薦人は注意深く選ぶ必要があるかと思います。通常海外大学院の入学審査は下記3点で審査されます。